麻雀より簡単に遊べるボードゲーム「すずめ雀」をご紹介します。
簡単に遊べて、麻雀はとっかかりにくいとか、ハードルが高いなと思われている方の導入にはもってこいのゲームです。
げんに、麻雀をいくら語っても相手してくれなかった妻が、すずめ雀をした時から虜になってしまい、4日連続で付き合わされるはめに(笑)
そのくらい面白いゲームです!
すずめ雀
人数: 2〜5人用
所要: 30〜40分
「すずめ雀」の名前の由来について (勝手に推測)
麻雀の「雀(じゃん)」の字もすずめと同じ漢字で、由来としては諸説ありますが、
麻雀が成立するに従い、一索は銭束の図柄から鳥の図柄に変化しました。その時の絵柄が雀(すずめ)で、中国では「麻雀(マーチャオ)」といいます。そのような背景の相乗効果によって麻雀という名前が付いた
とか
牌をかき混ぜるときの音が雀の鳴き声に似ている
などありますが、麻雀とすずめは密接な関係があり、それを名前に持ってきて、麻雀より小さいから「すずめ雀」ってちょっとイカすな~とか感じています。
コンポーネント(内容物)
箱はパッケージから出して開くようになっています。
改良されており、現在は第3版になっているそうです。
遊び方 ルール
麻雀とルールは似ていますが、初心者でも遊びやすいようにそぎ落とされていてシンプルになっています。
麻雀には牌が136枚あるのに対してすずめ雀では44枚と約3分の1です。
「索子(ソーズ)の1~9」と「發(はつ)」と「中(ちゅん)」が4枚ずつあります。
すずめ雀を簡単に説明すると、いらない牌を捨てて、拾ってきてを繰り返し、手持ちの牌の組み合わせが完成したときにあがり(勝利)となります。
麻雀ではいろんな組み合わせがありますが、すずめ雀では2通りの組み合わせを2組作ればよいです。 ちなみに組み合わせのことを「役」といいます。
役カードはこちらで、一番上の「必須条件を満たす&役の合計点数が5点以上」であれば、あがることができます。
必須条件としては、
3個連続か3個同じ組み合わせを2組作ればよいです。
3個同じは見たままですが、3個連続では「1-2-3」「5-6-7」などはよいですが、「8-9-1」など9から1にはつなげれないことを注意してください。
役カード内のルールを簡単に説明しますと
3個連続牌 3個連続の牌があれば1点
3個同じ牌 3個同じ牌があれば2点
【普通役】 あがるための5点に含めることができる点数役
「赤牌」 手配に赤い牌があるごとに1点
「ドラ」 最初に「ドラ」というボーナス得点牌を一つ選んでスタートし、あがったときにそれと同じ牌が手配にあるごとに1点
「タンヤオ」 上がったときに手持ちに1・9・發・中が含まれていない場合1点
「チャンタ」 上がった時の手配で、2組とも1・9・中・發が含まれていたら2点 ※3個ずつあった場合役満のチンヤオになります
【役満】 点が高く狙いにくい組み合わせ
「オールグリーン」手配がすべて緑のもの(赤牌、中を除く牌) 10点
「チンヤオ」 1・9・中・發 のどれか3枚ずつ持ってあがる 15点
「スーパーレッド」 手配の全てが赤牌もしくは中で構成 20点ボーナス
ゲームは1ターンごとに親を後退しますが、上がったときに親であれば2点追加されます。 ※この2点は勝利条件の5点には含まず 上がった後にプラスできる点数です。
流れ
ゲームの流れをご説明します。
場に44枚の牌を裏側にしてよく混ぜます。
親のプレイヤー側に風マーカ(1~4がかかれている黄色のもの)を今のターンの数字を上にしておきます。
先行後攻を決め、先行の方が親としてスタートします。
この親は勝負が決するごとに交代し、お互い4回ずつ計8回ゲームを行うと終了です。
お互いに場の牌から5枚ずつを取ります。(親は6枚スタートです)
親はドラ牌(ボーナス点になる)をランダムに場からとってドラマーカーに乗せます(画像左)。
このドラは上がった時のボーナス点として機能します。
※麻雀の場合ドラは表示牌の次になりますが、すずめ雀ではそのままの牌がドラ牌になります。 画像では索子(ソーズ)8がドラ牌で終了時点に手配にある数×1点を獲得できます。
親は手配が6枚であることを確認していらない牌を手前に表側にしておきます。
次に後攻が場から牌を取ってきて、いらない牌を手前に捨てます。
交互に繰り返していきますが、上がるタイミングとして2つあり、「ツモ」と「ロン」があります。
ロン 相手が捨てた牌で組み合わせが完成すること
どちらかがあがった段階で得点計算をして、その得点分相手から点棒をもらいます。
※画像は相手の捨て牌をロンしてあがりとなった。(横にしている赤7がロンした牌)
※もしどちらもあがれずに場の牌がなくなった場合は、引き分けで点棒の移動はなく、親を交代します。
お互いの手配、捨て牌、ドラ牌をすべて裏返して混ぜて、親を入れ替え再度スタートします。
お互いに4回ずつ親を行い8回ゲームを行ったらゲーム終了となります。
自分の持っている点棒の点数を数えて、点が高い人の勝利となります。
追加ルール
もし、すずめ雀のルールのままで物足りなくなってきたら下記のようなルールを追加してみてもいいかもしれません。
追加ルール① 「点数縛り」
5点以上であがれるところを7点以上など、少し上げて難易度を上げます。
難易度もあがりますが、上がった時の得点も高いゲームとなります。
追加ルール② 「手配を9枚に増加」
手配を9枚にして3組の組み合わせになるように遊べば、揃うスピードが少し遅くなり戦略も変わってきます。
ただし、2人用の時にしかおすすめできません(場の牌が減るので)。
追加ルール③ 「ポン チー あり」
麻雀にはポン チーというものがあり、相手の捨て牌をもらって手元に保留することができます。
ポンは3枚同じになる組み合わせ、チーは3枚連続になる組み合わせを保持します。タイミングはポンは誰からでも、チーは左隣の方からのみ。
この時、相手から牌をもらったので、手配の中の1枚を捨て、次の人のターンに移ります。
また、ポン・チーの代償として1点減ります。
プレーした感想
僕は昔から麻雀が大好きで、麻雀に近くて軽いゲームができたらと思っていましたので、とても楽しくプレーできました。
また麻雀初心者の妻もすぐにルールを理解でき、何回も遊ぶほどになりました。
その後追加ルールなども増やして何回も楽しむことできました!
ぜひ、麻雀好きな方も麻雀に縁がなかった方も遊んでみてください。