昨日友人と現在公開中の映画「TENET」を見に行きました。
映画館は久しぶりで、クリストファーノーラン監督の映画ともあり、とても楽しみにしていました。
ネタバレしない程度の予備知識を入れていざ見てみました。すると、難解でありながらノーラン監督の得意な時間軸トリックが炸裂し、とても面白い作品でした!
今回はこれからTENETを見に行きたい方、もう見たけどいろんなサイトの考察を見たいという方向けに書いていきたいと思います。
TENET
2020年公開のクリストファー・ノーラン監督・脚本・製作のSF映画です。
クリストファー・ノーラン監督は海外の監督で一番好きな監督のため、また別の記事でご紹介したいと思います。
ノーラン監督はTENETの背後の着想を20年間に渡って温めていましたが、「私はこの脚本の練り直しに6, 7年は掛けている」と発言しているそうです。確か以前放映された「インセプション」も長年練っていた映画だった記憶があり、練って推敲してを繰り返して映画のクオリティを求めているんだなと感心しました。
あらすじ
ウクライナ、キエフのオペラハウスにおいてテロ事件が発生します。
「プルトニウム241」を奪取したスパイを救出するために、テロ事件の解決のために投入された特殊部隊に偽装して、オペラハウスに突入したCIA工作員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、ケース内のプルトニウムとされた物が謎の部品であることを知ります。スパイの救出には成功したものの脱出の際に、ロシア人たちに捕らえられてしまいます。
彼は拷問の隙を見て自決用の毒薬を飲むが、それは実は睡眠薬で、目を覚ますとフェイ(マーティン・ドノヴァン)という男からテロ事件は自分たちの組織に加えるためのテストだったことを明かされます。
呼び出された場所で未来からもたらされたという『逆行する弾丸』の存在やそれらを利用して世界を破滅させようとする武器商人アンドレイ・セイター(ケネス・ブラナー)の存在を知った男は協力者であるニール(ロバート・パティンソン)と共にセイターの妻であるキャット(エリザベス・デビッキ)と接触を図るなどし、セイターの陰謀の打破を目論みます。
見た感想
オペラハウスのシーンから入り、銃撃戦、路線上の拷問、ベッドでの目覚めと、序盤は目まぐるしくシーンが入れ替わり、重要なシーンである「逆行する弾丸」「エントロピー増大」などの話が入り、そこから物語が進んでいきます。
BGMが心地よく、前半は様々な人物間のかけ引きがありながら進んでいきます。
そして後半、時間の逆行とともに進んでいく、壮大な時間軸の乱れに理解が追い付かなくなっていくところも多々ありました。
わかる部分、わからない部分が混在しながらもなんとか映画を終え心地よさとともに「?」となっている部分はあとでネタバレサイトでも見ながら補完しようと友人と話しながら帰りました。
そしてネタバレサイトを見ながらそういうことだったのか。。。と驚きの連続。
友人とLINEでこれはもう一回見ないとね!となりました。
クリストファー・ノーラン監督の作品はやっぱり面白い!!と結論付けました(笑)
公式サイト
芸能人コメント
芸能人のコメントも多数寄せられていて、下記サイトページから閲覧できます。
そんな中でも、僕の大好きな尊敬する芸人ダイノジ大谷さんのコメントを引用させていただきます。
大谷ノブ彦(ダイノジ)
芸人
ノーランによって毎度映画における表現の更新を体感できるなんてなんて幸せなことなんだろう。時間と時空の間の中に放り込まれ、過ぎゆく時間と戻り来る時間を同時に体感できるって信じられる?驚きと戸惑いと新しい映画的興奮を味わったらそれ以降それがスタンダードになっていくという革新性。ビートルズのオリジナルアルバムをリアルタイムで聴いてきた人はこんな感じだったのかな。俺、ノーランと同じ時代を生きてて幸せ大スクリーンで何度でも体感せよ
好きなサントラ
映画中に流れるBGMで、気に入った曲がこちらです。
無限音階というらしく、不思議な感覚になります。
僕は聞きすぎて、停車中の排気音や換気扇の音など、様々な音がこの曲に聞こえてきたのでご注意を(笑)
SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS
TENETに関連するラテン語による回文をご紹介します。SATOR式とも言われるものです。回文であることに加え、下図のように四角に組むと、縦から読んでも同じになるのが特徴的です。
翻訳すると、「農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする」という意味になります。
こちら、真ん中の単語がTENETとなっていて、本作に関連付けられています。
それぞれ
ケネス・ブラナー演じるアンドレイ・セイターの姓が SATOR
キエフ・オペラの OPERA
ゴヤの贋作者の名前が AREPO
オスロ空港の警備会社が ROTAS
となっています。
映画が始まる前に友人からこんな回文があるらしいと見せられ、思わずうなってしまいました。言葉遊び好きの僕ですが、今までに出会ったことがなかったため、驚きと喜びが同時にわいてきました。
ノーラン監督は時間軸以外にこういった言葉遊びや物理、映画のオマージュなどさまざまなものを絡めて僕たちを楽しい世界へといざなってくれます。
ネタバレ なし あり サイトまとめ
ここからは多くの人がサイトでレビューをあげていて、そのまとめをお伝えします。
まだ見たことがない方はネタバレなしサイトで知識を蓄えてみることをお勧めしますし、1度、2度見たけどわからなかったという方はネタバレサイトを見ることをお勧めします。
ノーラン監督作の「メメント」「インセプション」などもネタバレサイトでないとわからなかったことが多々あり、混乱状態の頭を整理するにはもってこいのサイトたちです。
ネタバレなしサイト
ネタバレがないサイトをまとめました。
まだ映画を見ていない方は予習して臨んでみてください!
ネタバレありサイト
ネタバレありのサイトをまとめました。
注意していただきたいのですが、それぞれの考察なため、ノーラン監督の意図していないところもあると思いますので、そこのところを加味したうえでご参考にしてみてください。